ヴィンケル
→「シュロス・フォルラーツ」
- ヴィンケラー・ハーゼンシュプルング・リースリング・アウスレーゼ 2003
Winkeler Hasensprung Riesling Auslese 2003 -
ベルンハルト・メアライン醸造所。8.5％ 750ml 2480円。
ヘッセン州品評会銀賞受賞ワイン。ハーゼンシュプルンクは「ウサギ跳び」という意味で、ヴィンケル地区の１級畑とされている。
開栓当日は少し苦みが先行したが、翌日以降少しずつ苦みはやわらぎ、本来の甘さが前面に出てきた。
「シュロス・ヨハニスベルクの真隣の畑のアウスレーゼ」という広告につられて買ってみたが、その割には．．．という感じ。
メアライン家はヴィンツァーとして何世紀にもわたる歴史がある。1966年、両親の逝去により現当主ベルンハルト氏が跡を継いだ時には畑は1.6haしかなかった。しかしその後の努力により、今では15.3haを所有している。しかもその畑のほとんどがシュロス・ヨハニスベルクに隣接する地域やその周辺にある。ほとんどが比較的緩い斜面の為、近代的な機械を使えるが、アウスレーゼ以上のクラスは手で収穫している。栽培品種は、リースリングが８割、あとはシュペートブルグンダー（12％）その他である。95％は辛口系で甘口は僅か５％しか作っていない。
ベルンハルトの長男トーステンも、シュロス・フォルラーツで見習いをした後、オッペンハイムのワインスクールへ行き、経済学とケラーマイスターとしての勉強を終え、ワイン造りに加わっている。