シュロス・フォルラーツ
ヴィンケル地区にある５オルツタイルラーゲの１つで、ラインガウ二山五城のうちの５城の１つでもある。
マトゥシュカ=グライフェンクラウ伯爵家資産管理局「シュロス・フォルラーツ」(Graf Matuschka-Greiffenclau'sche Güterverwaltung Schloss Vollrads)という名の醸造所だった。しかしエアヴァイン・マトゥシュカ=グライフェンクラウ伯爵は1997年8月19日、葡萄畑の中で拳銃により自殺した（享年58）。重要文化財であるSchlossの維持管理費用による多額の負債が原因とされている。しかし競売による資産の分散は避けられ、取引銀行が州政府の意向もあってSchlossの経営を引き継ぎ、伯爵時代のスタッフもほぼのこって生産を継続している。
- シュロス・フォルラーツ・リースリング・カビネット 2006
Schloss Vollrads Riesling Kabinett 2006 -
シュロス・フォルラーツ醸造所（Weingutsverwaltun Schloss Vollrads KG、ゴーミヨ３房）。9.5％ 750ml 3150円。
辛めのコクのあるカビネット。ビンの栓がコルクではなくガラス製なのは、コルク臭がワインに移るのをきらったのだろう。
