スクリャービン 交響曲第4番「法悦の詩」
1872年生まれ、1915年に亡くなったスクリャービンは、もともと卓越したピアニストだったためピアノ作品が多く、管弦楽作品は少ない。
ピアノ協奏曲1曲と交響曲5曲を作曲している。
・ピアノ協奏曲嬰ヘ短調op.20----1896-7年。98年にモスクワ音楽院教授。
・交響曲第1番op.26----1900年。終楽章にメゾソプラノとテノールのソロ、及び合唱。
・交響曲第2番op.29----1901年。純器楽、5楽章全てにソナタ形式もしくはそれに準ずる形式。
この頃からニーチェ哲学に傾倒、1902年に音楽院を辞職し作曲に専念。1904年に家庭を捨て愛人とともにスイスに出奔。
・交響曲第3番「神聖な詩」op.43----1904年。3楽章それぞれにフランス語で「闘争」「悦楽」「神聖なる遊戯」とタイトルがつけられている。
・交響曲第4番「法悦の詩」op.54----1908年。単一楽章。この頃から神秘主義に傾倒。決まった調性を持たず、以後の作品に頻発する神秘和音を完成。
・交響曲第5番「プロメテ−火の詩」op.60----1910年（同年ロシアに帰国）。単一楽章。ピアノと合唱を用いる。ピアノとオーケストラは、これとピアノ協奏曲の2曲しかない。
- レオポルト・ストコフスキー指揮チェコ・フィル
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DECCA。1972年録音。第4番「法悦の詩」。
ストコフスキー編曲「展覧会の絵」、ストラヴィンスキー「火の鳥」などとカップリング。 - ヴァレリー・ゲルギエフ指揮キーロフ管弦楽団
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PHILIPS。1999年録音。第4番「法悦の詩」。
ストラヴィンスキー「春の祭典」とカップリング。 - ピエール・ブーレーズ指揮シカゴ交響楽団
同合唱団、アナトール・ウゴルスキ(p) -
DG。第4番「法悦の詩」(1995年11月)、
第5番「プロメテ−火の詩」＆ピアノ協奏曲(1996年12月)。 - ジュゼッペ・シノーポリ指揮ニューヨーク・フィル
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DG。1988年1月、マンハッタン・センターでの録音。
第3番「神聖な詩」、第4番「法悦の詩」の2曲。
