ヴァイマル
ザクセン=ヴァイマル公国の首都。1741年にはザクセン=アイゼナハも継承しザクセン=ヴァイマル=アイゼナハ公国となった。1815年から大公国となる。
アイゼナハ生まれのバッハは、1703年にヴァイマル宮廷楽団に就職。まもなく他へ移動したが1708年に再び宮廷オルガニスト、1714年に楽長となった（-1717）。
エルンスト・アウグスト２世が1758年に亡くなりカール・アウグスト（1758-1809）が即位すると、母后アンナ・アマーリアが摂政をつとめた（摂政1758-75、1807死去）。彼女がゲーテ、シラー、ヘルダーなどを招いたのである。ゲーテは1775年にヴァイマルに移住、1782年に皇帝ヨゼフ２世から貴族に列せられ、公国宰相となった。
この街には２種類の世界遺産がある。
１つは「古典主義の都ヴァイマル」として登録されたもので、ゲーテハウス、シラーハウス、ヘルダー教会、大公宮殿、寡婦宮殿、アンナ・アマーリア大公妃図書館などである。
もう１つは「ヴァイマルとデッサウのバウハウスとその関連遺産群」で、ヴァイマルにはバウハウス大学本部棟など３棟が指定されている。今回我々はリストハウスからMarienstrasseを中心街に向かって歩いた際、両側に同大学の校舎を見かけたが、そこではない。また、国民劇場向かい（寡婦宮殿の隣）のバウハウス博物館も指定されていない。
