マウルブロン修道院　修道院内部

・・外観。まずは右手の教会の前廊(Paradies)を見たあと、左に入り有料の修道院内見学へ。
・・南回廊。 ・・南回廊から北、Brunnenhaus（名の由来となる泉がある）。
・・東回廊。 ・・東回廊から中庭越しに西回廊。 ・・中庭から東回廊。
・・中庭から西北。 ・・Brunnenhaus。 ・・東回廊に面したKapitelsaal（会議室）。
・・会議室の北側から東へ張り出して建て増しされたParlatorium（談話室）。
・・Parlatoriumの奥には聖母マリアが描かれている。天井の絵も美しい。
・・Parlatoriumの窓から南を見ると教会東端（その中は祭壇）が見える。
・・Brunnenhaus。この図柄が２ユーロ紙幣になるらしい。
・・名前の由来となった、ロバが口で泉から水を飲んでいる絵（動物の口＝Maul、泉＝Bronn）。
・・修道士の食堂（Herrenrefektorium）。 ・・地下貯蔵庫（cellarium,Vorrats-Keller）

修道院設立は1147年、教会の献堂は1178年だが、教会に接する南回廊、食堂・総会室などは13世紀、北・西・東の回廊は最も要塞化が進んだ14世紀の建築である。

Parlatoriumは、東回廊の会議室の北からさらに張り出す形で1493/95年に建て増しされた部分である。「parla＝話す」で「談話室」であるはずだが、解説板には「Eventuell Marienkapelle（あるいはマリア礼拝堂）」とある。つきあたりの壁に聖母マリアが描かれているので、そう呼ばれるのだろう。またこの上層階（Obergeschoß）は、「eventuell Oratorium oder Bibliotheksaal」つまり礼拝堂（Oratorium）もしくは図書室（Bibliotheksaal）であったということだ。