マウルブロン修道院　附属教会（聖マリア教会）

・・修道院の南辺に教会（画面右）。
・・教会正面の前廊（独Vorhalle、仏narthex）は「Paradies」と命名されている。
この左手から有料の修道院内見学へ入る。以下の教会内部もその流れでの見学となる（前廊から直接教会へは入れない）。
・・サンクチュアリとその奥の祭壇。祭壇彫刻は十字架後架。
・・内陣南（祭壇右）にある司祭席（sedilia）。
・・サンクチュアリ天井フレスコ画。 ・・内陣左上のフレスコ画。
・・振り返ってクワイアの聖歌隊席（北）。 ・・同、南側。

　マウルブロン修道院の附属教会は1178年に献堂された。ロマネスクとゴシックの移行期の建築である。（今回の旅行では内部が修復工事の足場でほとんど覆い尽くされてしまっていたので、その全貌はほとんどわからずじまいだった。）
　正面の前廊「Paradies」は1210年代にゴシック様式で造られた。これを手がけた建築師の名はわからず、彼には「Der Meister des Maulbronner Paradieses」という名が与えられている。扉の上の破風のフレスコ画は15世紀のものである。