ライン下りと古城 6.　フュールステンベルク城（Burg Fürstenberg）

・・上流から。・・すぐ脇から。・・下流から。

　1219年、ケルン大司教エンゲルベルト１世によって、バッハラッハ周辺の守備と関税徴収のために建設された。1243年にはケルン大司教区の世襲封土としてヴィッテルスバッハ家プファルツ伯領となった。
　三十年戦争中の1620年にはスペイン軍（カトリック側）に征服され、のち1632年にスウェーデン軍（プロテスタント側）に譲渡された。プファルツ継承戦争中の1689年にフランス軍により爆破された。ナポレオン戦争中の1801〜15年にはフランス領となった。その後、城は私有化され、1993年以降はシュテルター家が所有している。

　高さ25mの円形の天守などが、ラインディーバッハ（Rheindiebach）の町の上、山の南斜面、ブドウ畑の中に建っている。