ドレスデン ツヴィンガー宮殿(Zwinger)
そもそもツヴィンガー(Zwinger)とは、都市の城壁を拡張した際、古い城壁と新しい城壁の間に生じた場所を意味する。ドレスデンの城壁は12世紀に形成され15世紀に拡張された。その時に生じたZwingerはしばらくは庭園として利用されていた。ここにバロック式の宮殿を建築したのは、ザクセン選帝侯フリードリヒ・アウグスト1世（アウグスト強王）である。
第2次大戦のドレスデン空襲で大きな被害を受けたが、1963年までにはほぼ戦前の姿に修復された。2002年の水害でも甚大な被害を受けたが復旧している。内部は「アルテ・マイスター絵画館」などになっている。その中でも最も有名な収蔵品はラファエロの「システィーナの聖母」である。
