ドレスデン ゼンパーオパー
第3代ザクセン王フリードリヒ=アウグスト2世の時、1838-41年、ゴットフリート・ゼンパー(1803-79)の設計で建設。ヴァーグナーが1843年から宮廷歌劇場指揮者をつとめた。1848年の三月革命でゼンパーが、翌年にはヴァーグナーがともに革命に参加し国外亡命。1869年、歌劇場が火災で焼失すると、特赦を受けたゼンパーが帰国し再建開始。1878年に息子マンフレッド・ゼンパーによって完成した。（劇場広場中央には、この再建開始時の国王ヨハンの像が建っている。）1945年の空襲で瓦礫となったが、1977年に復興が始まり85年に完成した。
ここで初演された作品はヴァーグナー「さまよえるオランダ人」(1843)・「タンホイザー」(1845)、R.シュトラウス「サロメ」「エレクトラ」「ばらの騎士」「無口な女」「ダフネ」。
音楽監督・首席指揮者は、カール・マリア・フォン・ヴェーバー(1817-26)、ヴァーグナー、F.ブッシュ(1922-33)、カール・ベーム(1934-42)、ヨーゼフ・カイルベルト(1945-50)、ルドルフ・ケンペ(1950-53)、フランツ・コンヴィチュニー(1953-55)、ロヴロ・フォン・マタチッチ(1956-58)、オトマール・スイトナー(1960-64)、クルト・ザンデルリンク(1964-67)、ヘルベルト・ブロムシュテット(1975-85)、ジュゼッペ・シノーポリ(1992-2001指揮中に死去)、ベルナルド・ハイティンク(2002-04)、ファビオ・ルイージ(2007-現)
