ベルリン ウンター・デン・リンデン（Unter den Linden）
博物館島からリンデン通りを西へ向かうと、北にドイツ歴史博物館、南にベルリン国立歌劇場、北にフンボルト大学本館と並んでいる。
フンボルト大学本館の南、国立歌劇場の西側は「ベーベル広場（Bebelplatz）」であるが、昔はこの周辺を「Forum Fridericanum（フリードリヒ広場）」といい、プロイセン王フリードリヒ２世の時にこの周囲に重要な建造物が建設された。
国立歌劇場はその最初の建物として1741年起工・翌42年に完成した。しかしその初代の劇場は1843年に焼失。翌44年に建築家カール・フリードリヒ・ラングハウスの手になる新劇場が竣工した。第二次世界大戦で完全に破壊されたが1955年に戦前の姿に再建された。
その北側のフンボルト大学本館はPalais des Prinzen Heinrichと呼ばれているが、これはフリードリヒ２世の弟ハインリヒの離宮が転用されたからである。広場を挟んで国立歌劇場の西にあるフンボルト大学法学部の建物は、1775〜80年に建造された王立図書館（Königliche Bibliothek）だった。
国立歌劇場の南の聖ヘトヴィヒ聖堂も1747〜73年に建造されたもので、第二次大戦でドームが完全に破壊されたが、往時の姿1952〜63年に再建されてある。（ローマ・カトリック司教座教会）
