モーツァルトの歌曲

エリーザベト・シュヴァルツコプフ(S)、ヴァルター・ギーゼキング

EMI。Reference輸入盤CDH7 63702 2（写真左）。
1965年4月13,14,16日、アビー・ロード・スタジオにおけるステレオ録音。16曲。
「静けさがほほえみながらK.152(伊)」「鳥よ、年ごとにK.307(仏)」
「寂しい森の中でK.308(仏)」「かわいい紡ぎ娘K.531」
「ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼いた時K.520」「夕べの想いK.523」
「子供の遊びK.598」「老婆K.517」｢夢のすがたK.530｣「すみれK.476」「魔法使いK.472」
「春のはじめにK.597」「別離の歌K.519」「満足K.349」「クローエにK.524」「春へのあこがれK.596」。

これにジョージ・セル指揮ロンドン交響楽団の伴奏（1968年9月10-14,18日、キングズウェイホールで録音）で演奏会用アリアが４曲カップリングされている。「どうしてあなたを忘れられようK.505」「私は行く、だがどこへ？K.583」「大いなる魂と高貴な心K.578」「私の感謝を受け給えK.383」。
K.505のピアノはアルフレート・ブレンデル。これらはＲ・シュトラウス「４つの最後の歌」のCDにカップリングされている歌曲と同じ録音セッションである。

2001年にART処理国内盤も入手。これにも演奏会アリアがカップリングされており、Reference盤と同じ内容である。
2012年1月、SACD Hybrid国内盤が出た（写真右）。これはギーゼキング伴奏の歌曲のみであるが、「かくしごとK.518」が加わり17曲収録されている。

エリーザベト・シュヴァルツコプフ(S)、ジェラルド・ムーア

TESTAMENT。未発表録音集２枚組。
モーツァルトの歌曲は「すみれK.476」のみ。録音年記載無し。Matrix番号から1950年頃か？
しかし「魔笛」のアリアを英語で歌ったものが６曲収録されている。こちらはNorman Feasay伴奏、1948年録音で、シュヴァルツコプフ所蔵のラッカー盤からCD化された。

エリーザベト・シュヴァルツコプフ(S)

EMI。Reference輸入盤CDH7 63708 2。
いずれも全曲盤の一部ではなく、単品のアリアとしてSP録音されたものである。
ジョン・プリッチャード指揮フィルハーモニア管（1952年録音）
「フィガロ」～ケルビーノ２曲、スザンナ１曲、伯爵夫人２曲
「ドン・ジョヴァンニ」～ツェルリーナ２曲、ドンナ・アンナ２曲、「イドメネオ」～イリア１曲。
ヨーゼフ・クリップス指揮ウィーン・フィル（1946年）---「後宮」～コンスタンツェ１曲。
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ウィーン・フィル（1946年）---「後宮」～コンスタンツェ１曲（Marten aller Arten）。
Warwick Braithwaite指揮フィルハーモニア管（1948年）---「魔笛」～パミーナ１曲。

リタ・シュトライヒ(S)、エリック・ヴェルバ(p)

DG。２枚組輸入盤437 680-2。1956年5月,10月、ベルリン、ランクヴィッツ・スタジオでのモノラル録音。
「クローエにK.524」「かわいい紡ぎ娘K.531」「別離の歌K.519」「すみれK.476」「魔法使いK.472」
「春へのあこがれK.596」「Un moto di gioia(伊)K.579」「鳥よ、年ごとにK.307(仏)」
「寂しい森の中でK.308(仏)」「子供の遊びK.598」「孤独にK.391」「秘めごとK.518」「忠告K.433」
シュヴァルツコップ盤とダブっていない曲は３曲しかないので、両者を聴き比べることができる。
またこの２枚組CDは、モノラル・ステレオ各１枚なのだが、モーツァルトはモノラル録音しかない。