ロッシーニ 歌劇「セビリャの理髪師」
配役は順に、アルマヴィーヴァ伯爵、ロジーナ、フィガロ、バルトロ、ドン・バジーリオ
ヴィットーリオ・グイ指揮ロイヤル・フィル、グラインドボーン音楽祭合唱団
ルイジ・アルヴァ、ヴィクトリア・デ・ロス・アンヘレス、セスト・ブルスカンティーニ、イアン・ウォーレス、カルロ・カーヴァ-
EMI。1962年録音。序曲7:33。
主役３人が充実している。グイは、下のヴァルヴィーゾと比べると、やや手綱を引いて品のある喜劇にしたてている。
2002年春、GREAT RECORDINGS OF THE CENTURYシリーズでART処理された輸入盤を入手。 - シルヴィオ・ヴァルヴィーゾ指揮ナポリ・ロッシーニ管弦楽団・合唱団
ウーゴ・ベネルリ、テレサ・ベルガンザ、マヌエル・アウセンシ、フェルナンド・コレナ、ニコライ・ギャウロフ -
DECCA。1964年録音。序曲6:54。
第１幕幕切れなどもオケの力量の限界ぎりぎりのスピード感あふれる演奏。
全編に生気がみなぎっている。 
クラウディオ・アバド指揮ロンドン交響楽団、アンブロジアン・オペラ合唱団
ルイジ・アルヴァ、テレサ・ベルガンザ、ヘルマン・プライ、エンツォ・ダーラ、パオロ・モンタルソロ-
DG。1971年録音。OIBP化。1972年度ドイツ・レコード賞。序曲7:26。
ドイツ人のくせにイタリアっぽいプライの当たり役。ほとんど同じキャストでのスカラ座とのヴィデオを、大学時代に友人にVHDで見せてもらったものだ。 
ガブリエレ・フェルロ指揮シュトゥットガルト放送交響楽団、ケルン歌劇場合唱団
デイヴィッド・キューブラー、チェチーリア・バルトリ、ジノ・キリコ、
カルロス・フェラー、ロバート・ロイド-
BMG。LD。1988年、シュヴェツィンゲン音楽祭。ミヒャエル・ハンペ演出。
視覚的にはなかなか良いが、歌唱芸術としては一時代前の上の演奏よりもや落ちる。
バルトリは、ここではショート・カットのヘア・スタイルだが、それはハンペの意見によるもので、バルトリ本人はあまり気に入っていなかったらしい。
