グラバー園
1859年の長崎開港後に長崎に来住したイギリス人商人グラバー、リンガー、オルトの旧邸（この3つは国重文）があった敷地に、長崎市内に残っていた歴史的建造物を移築し、野外博物館的な公園になっている。グラバー邸は世界遺産「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」を構成する1つでもある。
1939年に三菱重工業長崎造船所がグラバーの息子倉場富三郎からグラバー邸を買収し「大浦クラブ」として利用。戦後、アメリカ進駐軍の司令官公舎として接収。接収解除後、長崎市が三菱造船に譲渡を申し入れ、1957年に市が取得しグラバー邸を一般公開。その後、1965年にリンガー邸、1970年にオルト邸も取得し公開を始めた。
その後、1970年代のうちに、別の場所にあった他の建物も取得し園内に移築し、現在の姿となった。→グラバー園map
