平原遺跡
1号墓の被葬者は副葬品に武器が少なく装飾品が主なので女性と考えられている。また、日向峠の方を向いているので太陽信仰と関係があるとされている。
概要
平原遺跡は弥生後期・晩期の5つの墳丘墓からなる。1965年、1号墓が発見され、原田大六を中心に学術調査された。
1988年以降、調査範囲が広げられ最終的に5基の墳丘墓が発見された。「平原歴史公園」として、1号墓のみが墳丘墓として復元されている。
その1号墓からは直径46.5センチメートルの鏡５面を含む鏡40面など多数の出土品があり、その全てが「福岡県平原方形周溝墓出土品」の名称で2006年に国宝に指定され伊都国歴史博物館に保管されている。
（また、私は訪れていないが、近くには三雲南小路遺跡もある。周溝を持つ墳丘墓で、甕棺墓2器を持つ弥生時代の王墓である。）
