はじめに

　2013年8月2日〜11日の日程で、Sasaki Kantorei Japanのドイツ演奏旅行に参加してきた。この演奏旅行は、本来ならば、2011年のゴールデンウィークに実施されるはずだったが、３．１１大震災によって中止になってしまった演奏旅行のリベンジマッチとなる。
　2011年の演奏旅行は、ローテンブルクの聖ヤコブ教会と、ウルム（場所はどこだったか、大聖堂ではなかったはず．．）での２回の演奏会を行う予定だった。
　今回2013年の演奏会は、ローテンブルクのフランツィスカーナ教会、ライプツィヒの聖トマス教会、ロストックのニコライ教会の３カ所で行った。
　そのうち、最初に決まっていたのは、ライプツィヒ聖トマス教会で、ライプツィヒ大学音楽監督David Timm先生の指揮でのバッハのカンタータ３曲の演奏会である。
　ローテンブルクで演奏会を行う、ということについても決まってはいたが、実際に会場が決まったのはGWに佐々木先生・渡辺事務局長・佐藤e旅社長による現地下見の際のことである。後日、佐藤社長に伺った話によると、ローテンブルクでの演奏会については、台湾エバーグリーン交響楽団の指揮者シュマールフス先生（→2012年台湾演奏旅行）の尽力が大きかったとのこと。
　最後の最後に予定に加わったのが、北ドイツのロストックである。ここは佐々木先生のお弟子さんで今回の演奏旅行でもアルトのソリストをつとめられた小野寺貴子さん（ロストック歌劇場歌手）がお住まいのところで、彼女の尽力でこの地での演奏会が実施できることとなったのである。ただ、ここでの演奏会の当日は、ハンザ同盟都市ロストックらしい帆船のお祭りハンゼセールが行われるため、宿の確保ができなかった。そのため、上記GWの下見でロストックの演奏会のための宿泊地が、なんと世界遺産都市リューベックに決定されたのである。

今回の旅程は以下の通り。

8月2日ローテンブルク
Hotel Zum Rappen

紀行文(1)		成田→アムステルダム空港→ミュンヘン空港→ローテンブルク
8月3日終日ローテンブルク。午後練習。
8月4日終日ローテンブルク。午前GP。16:00演奏会。19:00市庁舎での歓迎会。その後ホテルでレセプション。
8月5日ライプツィヒ
Westin Hotel

紀行文(2)		ローテンブルク→ニュルンベルク→バイロイト→ライプツィヒ
8月6日終日ライプツィヒ。午後練習。
8月7日終日ライプツィヒ。11:00-13:30ゲネプロ。19:00写真撮影。20:00演奏会。その後ホテルでレセプション。
8月8日リューベック
Park-Inn Radison

紀行文(3)		ライプツィヒ→ベルリン→リューベック。19:00マリエン教会オルガン･コンサート。
8月9日午前リューベック市内観光。バスでロストック着13:30。19:00演奏会。21:00レセプション。
23:30バスでロストック出発。1:30リューベック着。
8月10日8:30リューベックからバス出発→ハンブルク空港→アムステルダム空港→機内泊。
翌11日8:45成田着。

　これを2011年の私の観光旅行と比べると、前半3分の2はほぼ同じ所を逆にたどっていることがわかる。今回私が初めて訪れた都市は、最後のリューベック・ロストックだけである。
　また、今回の演奏旅行は、私にとっては新婚旅行も兼ねていた。よって旅行期間中、案内付き観光には加わらず、定番の場所に妻を案内した他は、前回に訪れなかった所・きちんと撮影できなかった所を中心に見てまわった。再訪した都市の写真については前回の補遺のような形で紹介する。（その代わり、前回、非常にしばしば撮影し損ねた、食べた料理の写真は、ほぼ全て撮影してきた。）
　リューベック・ロストックの２都市については、時間がない中、かなり妻にも無理させて一緒にあちこち歩いた。そのため、予習した場所はほぼ全て撮影できた。

　またこの旅行前に、2011年の写真を元にして、合唱団員用に「ドイツ都市観光の栞」（PDFファイル12ページ、5MB）を作成し配布。多くの団員がこれを片手に観光してくれていたようで嬉しかった。