リューベック ブッデンブロークハウス（マン兄弟記念館）
ノーベル文学賞作家トーマス・マン(1875-1955)とその兄で同じく小説家のハインリヒ･マン(1871-1950)の兄弟を記念する「マン兄弟記念館」である。この建物は1841年から1914年まで豪商マン家の所有だった。２人の祖父はオランダ名誉領事・リューベック市民代表、父はリューベック市参事会議員として市長に次ぐ要人であった。
マン兄弟が過ごしたこの建物は祖父母の家で、第2次大戦で前壁と地下室を残して破壊されたが、戦後再建され、1993年から「マン兄弟記念館」となった。「ブッデンブロークハウス」の名は、トーマス・マンがノーベル文学賞を受賞することになった作品「ブッデンブローク家の人々」からとったものである。場所はマリエン教会のすぐ北側である。（ちなみにトーマス・マンの生家は近所の別なところにある。）
